2014年07月26日

歯神社

みなさんは歯神社って知ってますか?

歯神社は大阪・梅田のど真ん中にある。大阪の人なら、ESTの横、といったらわかるだろうか。とにかく大きなビルに囲まれた小さなスペースに、それはひっそり立っているのである。

神社といっても境内があったり本殿があるわけではない。道路に面した一坪ほどの土地に、小さな鳥居と小さな祠があって、それでおしまい。他にはなにも無い。それでもちゃんと誰かが管理していて、うらぶれた様子もなく、むしろ毅然として、スックッと佇んでいるのである。

歯神社と言うからには御本尊は歯なのか、と思うわけだが、いやそうではない。元々、霊剣新たかな岩が信仰の始まりだという。その昔、大阪が度重なる洪水(淀川の氾濫)に悩まされていた頃、そこにあった岩が梅田の水没を防いだ。それが「歯止めの岩」と言われ、時を経て歯神社となったそうだ。

つまり「歯」には何も関係ない。それなのに今はむしろ歯にご利益があるとされる。歯痛鎮静、健歯護持、歯業成就などを求める人がお札を買って行くという、もう立派な「歯神社」になっているのである。

それだけじゃない。さらに凄いことに、毎年「歯神祭」なるものも開催されるらしい。通称、歯ブラシ祭ということだ。この時参列者に配られる歯ブラシ欲しさに、整理券まで配布されるというから驚きである。

きっと一時期は梅田の発展の中に取り残されていたに違いない。もしかしたら「この祠、どうしよう」なんて、厄介者扱いされてたかもしれない。それがその名の奇抜さから、誰かがこんな形で利用することを思いついたのだろう。ちなみに「歯神社」でググっても、検索結果はこの歯神社だけだ。たぶん日本にここだけなんだ。すごいことである。

時々梅田に自転車で来るときは、なんとなくこの歯神社の側を通ってしまう。なんか気になる。ちらっと見る。それだけ。「歯神社」の3文字が、心を引きつけるのだ。まったく不思議な神社である。



posted by miyake at 21:07| Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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