2016年01月21日

それって食の安全と関係ある?ない?

いま世間を騒がせているのが廃棄カツの横流し事件だ。みなさんよくご存じだと思うけど、あるファミリーレストランが店舗で使うトンカツを、理由があって大量に廃棄する必要があって、これを業者に廃棄委託した。ところが廃棄業者がそれを食品流通業者に横流ししてしまい、結局どこかのスーパーか何かの店頭で売られていた、という事件である。

つまり、ゴミとして廃棄すべき食品が知らない間に食べ物として売られていたわけで、そんなもの食べさせられていたのかもしれないと消費者は怒るわけである。また、製造者はちゃんとルールを守って食品を泣く泣く廃棄したのに、いわれのない製造物責任を問われかねないとカンカンに怒るわけでもある。

これは大事件だからマスコミは大きく取り上げて、コメンテーターやゲストがああだ、こうだ、といろんな意見をテレビや新聞で言うことになる。いわく、安全であるべき食品が、云々とか、またしても食の安全が脅かされる、云々とか。

でも一連の報道を聞いていて、ちょっと変だなと感じるのは私だけだろうか。今回の事件は食の安全とは直接は関係ないように思えるのだが。

今回のトンカツは、プラスティック片の混入の可能性があるということで廃棄処理に回されたらしい。この異物混入は品質管理上問題だが、健康にはほとんど影響はないはずだ。従ってこれを人が食べたからと言って(大部分は異物さえ混入していないから)病気になる可能性はほとんどない(実質的にはゼロに近い)。もちろん、流通過程で不適切な温度管理などがなかった、という前提ではあるが。

では今回の事件で横流しした廃棄業者はどういう罪に問われているのか。廃棄物処理法違反という、食の安全とは離れた法律にも基づくのである。つまり、捨ててくれと頼まれたものを捨てなかったから罪に問われているわけで、食の安全を脅かしたから罪に問われているのではない(今のところ)。

そこんところ皆さんちゃんとわかってますか、と私なんぞ(私だけではないと思うが)感じてしまうわけである。だからテレビを見ていて違和感を感じる。

じゃあ、食の安全とは何の関係もないのか、こんなことが起こっても別にいいのか、というとそうではない。長くなるのでその話しは次回へ。。。




posted by miyake at 13:22| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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