2016年01月23日

それって食の安全と関係ある?ない?(2)

前回の廃棄トンカツの話しのつづき。

こんな事件がまた起こって欲しくはないので、どうすれば防げるか、を考えてみた。結論から言えば、これは簡単ではない。

比較的簡単にできることを挙げると、まず今回のようなケースでは、メーカーがトンカツ(食品)を廃棄した事実をウェブやマスコミで速やかに公開していればよかった。もちろんそうする義務はない。しかしもしそうしていれば、小売店や消費者がその事実に触れていれば、不正に流通されたこれら食品を販売したり購入したりはしなかっただろう。

ウェブやマスコミだけでは、これを見る人と見ない人が出てくるから、ちゃんとしたシステムがあればよりよいだろう。例えば、商品のバーコードを読み取ればその商品の履歴がわかるシステムが構築されていたらどうだろう。銀行でニセ札のチェックを行うように(日常的にやっているのか知らないが)、流通の過程で流通業者、小売店がちょこちょこっとチェックしていれば、ちゃんとしたルートで流れている商品か否か気づくことができる、そんなシステムがあればよい。消費者もスマホでピピッとやれば商品情報が入手できる、なんてことになればもっともっとよい。

いやもっとよいのは、単にメーカーと小売店、メーカーと消費者をつなぐのでなく、入り口から出口まで、一貫して食品の履歴を記録・管理して、これを消費者が自由に閲覧できることだ。これは食品のトレーサビリティと呼ばれ、様々な食品で導入が進められているが、小売店、消費者がその履歴・追跡情報に簡単に(スマホなどで)アクセスできるところまで進んでいるのは、牛肉(と一部の野菜・米製品)に限られる。加工食品にもこれが広く適応され、情報公開が進めば、今後はこのような事件の抑止力になるし、例え起こったとしても、賢い消費者はこれを購入することを回避できるかもしれない。

2008年には事故米不正転売事件というのが起こり農水省がいくつかの対策を講じている。今回の事件を受けて、食の安全に責任を持つ厚労省は、果たして何か対策を講じるのだろうか。前に書いたように、今回の事件は食の安全・安心に関わるのだが、食品衛生法では直接規制しにくい面がある。今後どうなるのか、きちんと見守っていきたいと思います。



posted by miyake at 09:57| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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