2012年02月01日

生命科学の講義

今日は中百舌鳥キャンパスで「生命環境科学研究の最前線」という講義をやった。

あれ、なんか前に読んだぞ、という人がいたら、いつも読んでいただいてありがとうございます、だ。この講義は今年で3年目となる。初めてこの講義をした日に書き込んでるから、なんかの拍子にそれを読んでくれていたら「また」と思うはずだ(そんな希少な人がいるのか知らないが)。ちなみに以前の記事はこちらをどうぞ。

まあ、毎年思うことだけど、1年生に向けた講義は気持ちが良い。ほとんど寝ている人がいない(当たり前か?)。なぜ、そんな1年生が高学年になるにつれて、ガバッと机に突っ伏して眠るようになるのか、よくわからない。

いや、もちろん講義をする方の責任もあるでしょう。でも別の問題もあるような気がするぞ。1年生のうちは知的好奇心が旺盛だけど、大学に慣れるにつれそれが低下するとか、、、。

今年も出席代わりにアンケートを採った。講義の感想を書いてもらって最後に提出してもらうのだ。例年そうだが、とてもおもしろかったと書いてくれる学生が実に多いのだ。ま、こんなもの書かされたらおもしろくないとは書きにくいのかもしれないが、半分がお世辞としても4割がたがおもしろいと思ってくれたということになる。

人間、ほめられると単純にうれしいものである。だから詮索は止めて本心だと信じることにしよう。

というわけで今日は晴れ晴れとして家路に向かっています。。。


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2011年12月27日

ヨシノ先生によるサイエンス・カフェ

久しぶりにサイエンス・カフェの案内ができる。来年1月20日に、Wisconsin大学マディソン校のTimothy P. Yoshino教授が話をしてくれることになった。

カフェのために日本に来てくれる、と言えれば格好良いのだがそうではない。大阪府立大学の外国人招へい事業の中で来てくれるのだ。これは、学部生・院生の実践的英語能力の向上を目的とする事業で、一定期間来学して学部・大学院教育に携わってくれる外国人研究者の招へいを支援するものだ。今回、知人の紹介で寄生虫学を専門とするヨシノ先生を招へいすることになった。

せっかくなので「サイエンス・カフェという企画をやっているんだけど、そこで話してくれません?」と頼んだら快諾してくれたというわけだ。詳細は以下の通り。

第12回サイエンス・カフェ at りんくうタウン

日時:平成24年1月20日(金)午後4時から
場所:大阪府立大学りんくうキャンパス獣医学舎
ゲスト:Prof. Timothy P. Yoshino(University of Wisconsin)
タイトル:My Life as a Parasitologist (and why I never get invited out to dinner)

これから寄生虫学を学ぶ学生さん、寄生虫の生態に興味を持ち、研究畑に進もうかと考えている方、是非ご参加ください。




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2011年04月02日

後ればせながら卒業式

長い間苦しまされてきた原稿書きが今日でやっと終了。ホントは3月中と言われていたが、まあ、誤差誤差。

で、書きそびれていた卒業式のことにチョコッと触れておこう。

今年、研究室から2人の卒業生を送り出すことができた。私にとっては初めて、最初から最後まで面倒を見た卒業生。とっても感慨深い。彼女達との2年半は楽しくもあり大変でもあった。大事な時期に非常に忙しいときと重なって、思うように面倒を見てやれなかったのが心残りでもある。

でも、1人は卒業研究優秀発表賞を受賞。もう1人はなんと首席で卒業(もちろん卒研も優秀な成績)。

sotsugyou.jpg
そんな自慢の卒業生を送るため、ラボのみんなで記念写真を撮った。2年前に比べると人数多いなあ〜。



少し寂しくもあり、これからの下級生の頑張りが、また楽しみでもあり。

何にしても1段落。そしてもう4月。大阪では桜の花が一斉に咲き出した。また、前に向かって前進あるのみです!

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2011年01月14日

S先生と世代交代と新人紹介

おとといから京都産業大学のS先生がラボに来ている。共同研究の実験をしてもらうためだ。こちらでやっている実験の手技をとりあえず見て覚えてもらって、それをいずれ京産大でやってもらう。

足かけ4日間の実験だけど、菌の培養やらがあるから空時間がいっぱいだ。むしろ"空時間だらけ"といってよい。申し訳ない気もするけど、実験の1から10まで見てもらわないと向こうでできないからしょうがないですね。

そんな作業にもう1人参加しているのがフレッシュマンの4年生、ヨッシーだ。ヨッシーもいずれ同じ作業を別の目的ですることになる。彼の卒論のテーマに関係するからだ。一緒に見てよく覚えといてね、と言われてハイハイとマジメに参加している。

別のフレッシュマン2名も実験を始めたようだ。かれらは助教のマッチャンについてもらうことにした。

カリスマは馬術部で女性である。なぜカリスマと呼ばれるかは知らない。高校生の時からそう呼ばれているらしい。変なあだ名だが、それがしっくり来ているところがカリスマらしさでもある。

もう1人は仮にタツとしておく。仮というのは、こやつにいまいちピッタリとくる呼び名が決まっていないからだ。こやつは自転車乗りだ。Specializedに乗っておる。

そんなこんなで新人が動きはじめたラボを見ていると、世代交代をヒシヒシと感じるなあ。卒論発表を終えた6年生はドップリと獣医師国家試験の勉強に漬っていて、あまり顔さえ見なくなった(学科で国試勉強用の部屋を用意しているから)。これからは5年生とこの新人達が新たな時代を作ってくれるのだ。

新人達(ヨッシー、カリスマ、タツ)はなかなかユニークなヤツらだ。どうユニークかはまた追い追い報告しよう。今日はとりあえず名前だけの紹介で終わっときます。



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2010年11月24日

勤労感謝の日は仕事が進む

昨日は勤労感謝の日。ゆっくり休んで、といきたかったがそうもいかず、仕事漬けの1日となった。

とはいえ、大学には行かず家でゆっくり仕事。温かいミルクティーなんぞを飲みながら、じっくり集中して仕事を進めることができた。

改めて、毎日がバタバタと過ぎていることに気付く。電話やら会議やら××やら。

まあ、そんなこと言っても仕方ない。今日もまた予定表はビッチリ埋まってる。バタバタの一日を過ごしに出かけます。

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2010年10月23日

茨木高校の学問発見講座

今日は大阪府立茨木高校の「学問発見講座」というのに呼んでいただき、高校生へ講義をしてきた。

私もよくは知らないが、進路指導の一環でもあるらしい。いろんな大学から教員を呼んで、いろんな話をしてもらう。学生(生徒?)がそれを聞いて、自分の進路を決める参考にするらしい。

高校生向けに話をするのは初めてで、中身を用意するのに苦労した。事前情報ではほとんどが1年生。まともに生物も習っていない。DNAだアクチンだと話してもわからんやろう。

で、獣医学の守備範囲、みたいな話をしてきた。「たぶん、皆さんが思っているより獣医学って守備範囲が広いんですよ」なんてね。

まあ、わかったのかわからないのかよくわからんかったけど、少なくとも大学生に講義するときより、聴衆の熱心さというのを感じられた。

講義終了後の質問は、「獣医学科を卒業して、就職するときの男女差について教えてください」とか、「私は微生物の研究者になりたいのだけど、どこの大学に行けば自分の求めるカリキュラムを受けれますか?」など。

いや、そんなこと聞かれてもね。困りましたわ、正直。そりゃ、ちゃんと答えましたよ。「資格がある分、男女差は比較的少ないかもしれないね」とか、「微生物の研究といっても千差万別。どんな研究をやりたいかによって大きく違うよ」なんてね。でもちゃんと答えるのは難しい。どっちかと言えば、進路指導の先生に答えてもらった方がよさそうな質問です。

まあ、いずれにせよしっかりしてはる。高校1年生でそんなこと考えてるとは。私なんぞ、なんか動物に関われるからええんちゃう、みたいなノリで獣医学科に進んだのに。

昔に比べて入手できる情報量も多いからかな。あるいは就職難の世の中のせいか。

講義を終わった後、昔からの友人である茨高(茨木高校のことを大阪ではこう言う)の先生2人と駅前の「天狗」で昼食を食べた。「時代は変わったんやねー」なんてしみじみと話ながら。


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2010年10月17日

微笑みの国、タイへ

今日から3泊5日でタイに行く。今年2回目。前回は比較的気候の良い2月だったが、今回は雨季の終盤の10月。日本に比べると気温も湿度も高いらしい。

しかも今回は学部長、学科長を含む4人での出張だ。いったいどんな旅になるのやら。

出張の目的は、来年の学生実習の下見といったところか。去年から府大で取り組んでいる食の教育GP。来年はいよいよその目玉となる海外の食料流通見学実習を実施する。そのための現地受け入れ先との最終打ち合わせと、実習行程のシミュレーションを行う。

今年の年明けから始めたこの計画も、2〜5月の反政府デモの影響で一時は実施が危ぶまれた。その安全性確認もふくめ、学部長じきじき乗り込むことになったわけだ。

現地情報によると大きな問題は無さそう。でもまだ小規模な爆発事件があるという。大事な学生達を預かって行くわけだから、自分達の目でしっかりと確かめなければいけない。

そういうわけで、微笑みの国、タイへ行ってきます。美味しいタイ料理と、シンハービールを楽しみにしつつ。


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2010年09月11日

大学院特別講義で感染症の話をする

 昨日、一昨日と、他専攻の大学院特別講義をしてきた。

 対象は主に生命機能化学分野の学生さん達。生命機能化学分野は昔の農芸化学のことだ。

 この講義を頼まれた時は軽い気持ちでいいですよと言ってしまった。感染症の分子メカニズムの話でもしますか、いいですね、とすんなりまとまった。が、いざ用意する段になって、はた、と考えこんでしまった。

 彼らは大学で生物学全般を習っていない。微生物学は習っていても、免疫学は知らない。生化学は知ってても、生理学は知らない。細胞生物学は少し知っていても、組織・解剖学になるとわからない。

 獣医の立場からすると歪に感じるが、必要ないからしょうがない。むしろ、食品衛生学があるのに食品化学を教えていない獣医学が、あちらから見たら歪に見えている。

 ま、今回はそれなりに広く浅く話をしたけど、どれだけわかってくれ、どれだけ興味をもってくれたのやら。

 実は前にも似た状況があった。全学提供の共通講義をしたときだ。あれは対象が学部一年生だったから、もっとキツかった。

 こういう状況でのストーリーを1つ作っておく必要があるな。生物学を知らない人でも「おもろい!」って思ってもらえる黄門様の印籠(?)みたいなストーリーを。

 そう言えば来月は府内の高校で講演を頼まれている。時間は短いが、それに向けてストーリーを組み立ててみるか。

 しかし今回の2日間で8コマの連続講義は、疲れたけど良い経験にもなった。こんな機会を与えてくださったI先生には感謝します。そして熱心に聞いてくれていた学生さん達にも。

 今回の講義が皆さんの修士の研究に少しでも役立つことを願いつつ、、、。

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2010年08月08日

大阪の「くいだおれ」について考えた

 もう1週間前の話だけど、学生を連れて大阪市卸売市場へ行って来た。獣医公衆衛生学・食品衛生学実習の一環だ。ここは45人ほどをまとめてドピャッと面倒見てくれるので、教員としては非常にありがたい。

 朝の9時前からスタートして、前半は一般見学と同じプログラムで市場内を見てまわる。引率してくれたおじさんが、あれやこれやと、いろいろと説明してくれる。フムフムなるほど、と肯きながらガヤガヤ進む。

 話の中で「大阪はなぜ、くいだおれって言うか知ってるか?」と質問された。顔を見あわす学生達。「大阪は昔は半分海の中でな、そこら中に橋を架けな不便でしょうがなかったんや。八百八橋って言うやろ。いっぱい橋を架けるためにいっぱい杭を打たなアカン、杭を打つのにお金を使いすぎて店が倒産する、それで杭倒れっちゅうわけや」

 へー、と驚く学生達。そうそう、と肯く私。たぶんほとんどの人が「くいだおれ=食い倒れ」と思っているのではないか。ネットで検索してもその説が有力だ。でも、その「食い倒れ」そのものが、実は「杭倒れ」を語源としているという説が確かにある。

 私は大阪の船場という地域で生まれ育った。船場は北浜や道修町など大阪商業発祥の地に近く、古くからの商人の町として知られる。「杭倒れ」については、近所のお年寄りが好んでそう話していたように思う。大阪には美食家が多く、食で身上を潰す人がいるから、「これじゃあ杭倒れやなく食い倒れやな」。そんなことが語源になっているとどこかで聴いたことがある。

 史実はどうかわからないけど、そんな逸話もまた大阪の文化。自分でも忘れかけてた思い出がフラッシュバックしたような懐かしい気持ちになった。

 引率の人達は、何十年も市場で商いを担ってきた末に、定年後の再就職としてこの役目を引き受けてくれているらしい。どうりで市場の成り立ちについてやけに詳しい。そして大阪の文化にも。

 果たして学生達への教育効果やいかに。せっかく大阪で食の教育受けるなら、大阪の文化について習うのも悪くないぞ。

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2010年06月10日

獣医関連法規と口蹄疫

 ここ何日か片付けなければいけない書類にまっ向からガンガン取り組めたおかげで、やっとトンネルの出口が見えてきた。次の日曜日も少しは書類書きをするハメになりそうだけど、だいたいこれぐらいやればアレとアレは片付くだろう、と目戸が立つ。

 余裕ができた時間を学生達とのdiscussionに使えた。学生はいきなり呼ばれて迷惑だったかもしれないけど、discussionという名のコミュニケーションは、卒業研究を成功へ導くカギとなるんだぞ。

 で、そんな風に今日一日を過ごし、帰ってテレビを見てみると、口蹄疫が都城市から宮崎市、日向市まで広がったという。昨日の朝などは、そろそろ感染のペースも落ちついて、流行も終息に向かうのか、と期待した矢先だけに、関係する方々のショックは計り知れないものだろう。家畜を粛々と処分し、これ以上の感染拡大を防ぐためあらゆる手を尽くされていることだろう。

 余裕ができた、なんて呑気なこと言ってたらバチが当たるな。宮崎、鹿児島の方々は夜も寝られない日々を過ごされているのだから。

 せめて私にできることは、私に与えられた責務を粛々とこなすことか。

 というわけで、ホッとなんかせずに、明日もガガガンと突き進みます。


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2010年05月30日

第4回サイエンスカフェ

 先週金曜日は第4回サイエンスカフェ。帯広畜産大学から嘉糠先生に来てもらった。

 さすがは嘉糠さん。こちらの要望を聞いた上で、さらに一味、二味、工夫を加えて、グイグイと学生達を惹き付けてくれた。

 お題は「ウシの丸焼き」。なんでこんなタイトル?と思ったけど、結局、嘉糠さん得意の「蚊」の話だろうな、と思っていた。病気をヒトからヒト、動物からヒトへと運ぶベクターとしての蚊。感染症における「蚊」の生物学を新しいテクニックで明らかにしていく、そんな嘉糠さん得意の話だろうと思っていた。

 そんなこちらの期待をみごとに裏切って、今回の話は、蚊は蚊でも、生態学的なもの。感染症は関係なし。いや、それがみごとにおもしろかった。手法としてはとっても単純。そしてデータは明解。でも、これは簡単ではなかっただろう。単純明快なデータの裏には、苦労の蓄積が見てとれる。蚊の行動解析装置は大学院生が一から開発したという。説得力のあるデータ1つ1つが、それぞれ苦労の結晶だということがよくわかる。

 ある現象について徹底的に議論され掘り下げられ、フォーカスが決められている。どこにどうやってアプローチするか、そのためには何から始めればよいか、とことん考えぬかれている。だからこそ誰が見てもわかりやすいデータが出てくるんだろう。

 さすが嘉糠さん。現在、論文投稿中ということで、内容を詳しく書けないのが残念だ。

 さて、恒例のワインパーティでも学生達とずいぶん話をしてくれた。学生達も心から楽しんでいた。そしてその後、泉佐野の地の魚を食べに「たかだ本店」へ。旬の水なす、とこぶしの造り、岩牡蠣、地あなごのにぎり、などをいただいて、満足のうちに解散した。

 いろいろ考えさせられたし、いろいろ教えられた。参加した学生も、一緒に会食した教員も、みんな同じ気持ちだった。欲を言えばもう少し余裕を持ってお迎えしたかったな。

 バタバタし過ぎてごめんね、カヌカッチ。これに懲りず、今後ともよろしく。




 さて、次回は自転車について書く予定。実は衝動買いしてしまったのです。やれやれ。


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2010年05月27日

明日のサイエンスカフェ

 わかっちゃいるけど、最近、更新が滞りがちだ。

 で、今日は明日の話。

 明日は第4回サイエンスカフェ。今度は大物。帯広畜産大学の嘉糠先生が登場。

 まあ、彼がどうこういうのは口はぼったい。とにかく聞いてくれ、という感じです。ちなみに事前に受けた連絡では、「蚊を持って行きます」「ポットを用意してください」だ。

 なんか面白そうでしょ。何をやりよるつもりやら。

 学生さん、若手教員の皆さん。是非聞きに来てくださいね。
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2010年05月21日

4年生の研究室配属

 今年も4年生の配属教室(研究室)選びの季節になった。先日の中間発表会を聞いた上で、興味を持ったラボを訪ね、雰囲気など聞き取り調査した上で、最終希望を出す、という運びだ。

 うちのラボにも、昨日4年生が十数人、束になってやってきた。部屋の雰囲気を教えろだの、大学院に進学できるラボですかだの、いろいろ質問しておった。

 毎年こうやって10人以上がラボを訪ねてくるけど、結局このラボに希望を出してくるのは2人。果たして今年の4年生は何人が本気で「卒研やらしてください!」って希望を出してくれるやら。

 まあ、これもある意味「縁」のもの。訪ねてみてラボの空気が気に入って、やる気が湧いてくる、と感じられるなら、是非来てちょ。こっちは面白そうなテーマを用意して待ってるぞ。

 ただ、覚悟はしてくるべし。研究には多くの無駄が付き物。山のようにうまくいかないことが続いた末に、やっときれいなデータが取れる。そして一歩一歩階段を上がっていく。がむしゃらにやって来て、ふとふり返ったら、思ったより高い場所に自分が到達していることに気がつく。そんな作業はむかないと思うなら、別のラボが合っているかもしれないぞ。

 さて、何カ月か後にこのブログに登場するのは果たして誰か、乞うご期待!


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2010年05月19日

中間発表の打ちあげ

 明日更新すると書いときながら、結局4日後になってしまった中間発表の打ちあげ会の報告。まずは先週金曜日に無事執りおこないましたことご報告いたします(だれに?)。

 今回、打ちあげはこじんまりと研究室でやった。近くのスーパーでビールや酒を買い込んで、冷凍ピザに冷凍えだまめ。それに近くの弁当屋に頼んだオードブル(というか唐揚げやフライの盛り合わせ)。平均すると1人1,200円ぐらいで、肉大スキっ娘も満足できる量。なかなかよかった。これからもこの作戦でやるか。

 さて、この1年間、卒業研究検討委員会の委員長としてやってきたが、この中間発表の終了で任期満了となる。詳細は書けないがいろいろあった。が、それもこれで終わり。しみじみと感慨にふける。

 責任ある立場を離れ(?)、12月の卒研発表ではビシビシと質問できる。ダメだけどまあいいかはやめようキャンペーンだ。ダメなものはダメ。その上で今後どうするか考える。そうでなければ研究の質がぼやける。

 そんなこと考えながら、話をしながら、今年の打ちあげも終わった。卒研発表の打ちあげはみんなでガッツポーズできるよう、がんばろーね、学生さんたち!




 
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2010年05月13日

中間発表会

 今日は獣医学科の中間発表会。6年生が卒業研究の途中経過を発表する会だ。

 1学年40人ちょっとが2日間に分かれて発表する。今日は第1日目。基礎と応用の研究室に配属された学生、約20人の発表が終わった。

 本格的に実験を始めて約1年。12月の卒研発表会まであと半年。このままでちゃんと研究がまとまるの?というのから、既にこんなにデータがあるの!というのまで様々。うちの研究室の学生は、、、、果たしてどうだったかな。

 ジャンクデータは出さない、というのはうちの学生達が自ら決めた。水増しのデータを出しても仕方がない。ポイントを絞って、ちゃんとアピールできるように、それなりに苦労して7分間の発表をまとめ、緊張しながら発表していた。

 ま、素晴らしかったとは言えないが、ちゃんと頑張っておった。初めて研究らしきことをやり、初めて人前で発表する。それがどんなことか、しっかりと経験しておったようだぞ。

 いろいろと質問もされて、ちゃんと答えられない悔しさも噛み締めておった。「今なら答えられるのに〜」とかね。そうそう、そういう思いを噛み締めながら、少しずつ、プレゼンの腕が上がっていくのだぞ。

 明日は第2日目。臨床系の研究室の発表だ。そしてそれが終了したら、ラボの中間発表の打上だ。

 明日は久しぶりに、そんなラボの飲み会の報告します。


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2010年02月20日

サイエンス・カフェ

 一昨日の金曜日、第2回サイエンス・カフェを開催しました。

 そう、第1回目から既に1ヶ月。第1回は、大阪府立大・獣医の先輩でもある阪大の掘口教授をゲストに迎えた。先輩としての内輪ネタも絡めながら、「細菌性病原因子の分子論」というテーマでみっちり90分間のお話し。参加者を大いに湧かせてくれました(その時の写真はこちら)。

 そして今回の2回目は、同じ阪大の免疫学フロンティア研究センターから植松先生に来てもらった。

 DVDドライブの不調(?)で予定していた映像を見れなかったのは残念だったけど、本当に基礎から最新情報までじっくりと自然免疫の話をしてくれた。

 第1部が終了後、恒例の第2部フリーディスカッション。わかりやすく言えば、チーズとワインの懇親会。立食でざっくばらんに研究の話だけでなく、いろんな会話を楽しんでもらおうという時間だ。

 植松先生はポメラニアンを飼っているらしい。内科の教授に愛犬の相談をしていたな。途中で抜けだして獣医学舎の設備も見てもらった。医師でもある植松先生。「すごいですね〜」と動物医療設備に感心していました。

 8時にはそれも終了。その後、感謝の意を込め食事に誘い、しっとり和食で閉めました。

 実は植松先生とは、同じ阪大微研にいたのにそれほど突っこんで話をしたことが無かった。りんくうタウンのビルの52階から関西空港の夜景を見ながら、初めていろんな話をさせてもらった。結構な苦労人であることもわかった。一見華やかな審良研にいて、研究の方向性に悩んだ時期もあったという。

 意外な一面を見せたり、キラリと光る側面も見せてくれる。やはり優秀だな、と思った。植松智という人物を知っててよかった、そう思いながら最後のお茶をすすった。

 植松先生ありがとう。今後ともよろしくお願いしますね。もし、愛犬ポメちゃん(そんな名前か?!)が病気になったら、うちの内科の先生にちゃんと治させますからね。


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2009年11月23日

サイエンス・カフェ at RinkuTown

cap.jpg

 学生を育てることを考えた時、いろいろしなきゃいけないことが山ほどあるな、と思う。いろいろあるけど、一番大切なのはまずモチベーションを抱かせることじゃないか、と思いだした。

 そんなことを今年の初めあたり、1人で考えたり、みんなで相談した結果、大阪府大のりんくうキャンパスでも、今はやりの「サイエンス・カフェ」を始めようと思いました。

 サイエンス・カフェ。ドリンク片手にサイエンスの話を聞いたり話したり。とにかく参加者でサイエンスを楽しみましょ!という会です。

 特にこの「Science Cafe at RinkuTown」では、学部生、大学院生が主役です。楽しく優秀な外部の研究者を招いて、ざっくばらんにサイエンスを語り合う、そんな会にするのが目的。あまり大々的ではなくこじんまりと、でも「りんくう」という地の良さを利用した会にしたいと「at RinkuTown」 を付けました。

 特に学生さんたち、是非是非、大挙して参加してください。

 第1回目は2010年1月20日(水)17:00から。大阪大学・微生物病研究所の堀口教授にお願いしました。

 堀口先生は私の尊敬する研究者の1人ですが、自称「おちゃめな教授」。誰が聞いても分かり易く楽しいお話しをしてくれます。

 興味ある人はもちろん、興味のない人も、騙されたと思って(騙すつもりは全くないですが)せひ参加してください。

 詳細は改めて私の研究室のホームページでお知らせする予定です。


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2009年08月09日

オープンキャンパス2009

 今日は府大りんくうキャンパスで「オープンキャンパス」が開かれた。残念ながらあいにくの雨。なのにフタ空けると大盛況。

オープンキャンパス.jpg

 この日、何人かの来場者の方とお話しさせていただいて、感心した。なかなか皆様、立派なことを考えて獣医学科に進学しようとしておられる。

 例えば、将来は薬学の研究をしたいという生徒からの質問。「薬学に進学するとヒトの薬理しかわからないかも。獣医を出て動物のことを勉強してから、薬学の大学院に行くことも考えてるんですが、どうでしょうか?」

 いやー、高校生なのにあっぱれです。まあ、薬理にヒトと動物でどれだけ差があるかは考えるべきとして、そんな風にしっかり自分の夢と将来を考えてるなんて。

 私なんぞは明確に将来のこと考えてなかったぞ。漠然と動物が好きだから獣医に行く、そんな感じだったなあ。それでもこうやって生活してるんだから、やりたい気持ちがあれば何とでもなるぞ。で、いろんなパターンについてアドバイスさせてもらいました。

 また、「将来、動物の福祉とか動物生態保全の仕事に就きたいのだけど、どうでしょうか?」という質問が複数あり。

 いや、どうでしょうかって、あなた凄いですね、そんなこと考えてるなんて。私が高校生の時、そんなこと考えたことも無かったですぞ。そこまで明確な意志があるなら、入学後にそれなりの活動をしていれば、道は開けるかも。そんな活動している学生がいることや、インターンシップ制度等々について説明して、なんとか納得していただいた。

 まったく我々の頃(30年も前です)に比べると、皆さんしっかりしておられる。こんな方がたが入学してくれたら、本当に心強い限りです。

 少し早めに退散させていただいたが、フムフム、中々有意義な時間を過ごさせていただいた。

 何はともあれ、新しいキャンパスで初めてのオープンキャンパス。これまで積みあげた情報がなく、参加者が減るのか、逆に増えるのか、まったく読めなかった。そんな状況をきちんと取りまとめてくださった竹内先生達、本当にご苦労様でした。

 そして、雨にもめげず参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。


 
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2009年08月06日

久しぶりです

 光陰矢の如し。いつのまにやら10日が過ぎていた。忙しいと日にちの感覚がまるで無くなるなあ。いつものように忙しかった理由をグチグチ書くのは止めて、ちょっと試験の話しますね。

 前期の講義も7月で終わって、月曜日に前期試験をやった。去年もあったけど、気になること山のよう。

 まず1つ目。試験の前にアレコレ聞きに来ないように!

 2、3人で「先生、試験に何が出ますか」って、そんなん言うわけないやん。聞きに来た人にだけ言ったら不公平やし。試験に受かりたかったら勉強すべし。勉強したら落へんよ。

 2つ目が試験終わってからのこと。終わった直後に「先生、追試はどんな問題ですか?」ちょっとあーた、まだ採点もしてないときから、そんなこと考えてるわけないでしょ。

 さらに、かなりガチョンときたこともあったぞ。試験終了直後に、「たぶん60点ないと思うんですけど、追試の日は部活があって受けれないんです。他の日にやってもらえませんか?」

 いったい世の中どうなってるん?こんな質問されるとは思いもよらず、こんな質問に答えなきゃいけないことに愕然。

 そういえば、「先生、お願いですから追試の問題を簡単にしてください」って言った学生もいた。

 心当たりのある人、いませんよね?あかんよ、世の中、筋を通して生きていかんと。誇りを持ってね。

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2009年06月07日

スイカ食べました

 今日は久しぶりにのんびり。天気がいいのに家の中でゴロゴロ。夕方、髪の毛を切りに行った以外はずーっと家にいたな。おかげで心のトゲトゲがポロポロ落ちて、すっかり気持ちが落ちついた。

 さて、話は金曜日に戻る。獣医公衆衛生学実習の一環として、学部4年生を大阪市卸売市場(本場)に連れて行った。

 ここは一般見学コースも用意されていて、誰でも申し込めば見学できる。我々もまずはこの見学コースへ。案内は定年後再就職のおじさん達。市場で30年以上働いてきたプロだ。その知識を武器に毎日見学案内。小学生からアクの強い大阪のおばはんまで手玉に取っている。大学生なんておちゃのこさいさい。

 「学生さんは小学生よりは扱いやすいですな」なんて言われてたぞ。

 果物、野菜、魚貝類。ひととおり見学した後、食品衛生検査所へ。ここで約1時間の講義をしてもらってから、検査所の中もざっと見せてもらった。

 なんでもこの大阪市卸売市場は延べ床面積が日本一だとか。なのに検査所の職員がわずか6名。その広い市場をたったの6名で切り盛りしている。

 前日から泊まりこんで朝早くから市場内の食品に目を光らせる。違反を見つけて販売業者に「これちょっと問題あるから売らないでください」って言ってまわる。一部検体を抜きとって来て、規格基準をクリアしているか検査する。そんな中で時間を見つけて研究もやって、論文も発表されてるようだ。

 まったく頭が下がります。こんな人達がいるから私ら安心してご飯食べれるんですわ。学生の体験学習、と言いながら、いろんなこと教わって帰ってきた。

 まあ、行って良かったな。ちょっと遠足気分で楽しかった。学生も楽しそうだったぞ。市場見学の時、鳥取県産のスイカを切って食べさせてもらったし。

 明日はその4年生の講義がある。見学終了後は現地解散したので、彼らの感想をまだ聞いていない。よし明日は感想を聞いてみよう。果たして何を学んで来たのかな。

 「スイカ美味しかったです!」だけではダメだぞ。



 
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